ウッドデッキ材の経年変化実験をしました。

実験内容は、弊社事務所の南向きベランダに放置です。
ベランダなので多少屋根がありますが、雨の日は濡れます。日あたりは良好です。
水洗い等はあえてしていません。
カメラはスマートホンです。実物と、写真とで多少色味が異なる場合があります。

樹種は、下記の通りです。
・人工木(P4レンガ色)(P205焦げ茶)
・天然木(ウリン・マサランデューバ・イタウバ)
どちらも根太材はバツーに固定しました。


↑こんな感じで放置です。

 

実験スタート

樹種は、下記の通りです。
・上段 人工木(左P4レンガ色)(右P205焦げ茶)
・下段 天然木(左から、ウリン・マサランデューバ・イタウバ)
スタート初日は天然木の色もそれぞれ樹種が分かるほど鮮やかです。

 

3ケ月経過

樹種は、下記の通りです。
・上段 人工木(左P205焦げ茶)(右P4レンガ色)←初日と逆に並べてしまいました。
・下段 天然木(左から、ウリン・マサランデューバ・イタウバ)

ほこりが多少付いていますが、人工木は変わらず。
天然木3種類が、色あせてきました。

 

6ケ月経過

樹種は、下記の通りです。
・上段 人工木(左P205焦げ茶)(右P4レンガ色)
・下段 天然木(左から、ウリン・マサランデューバ・イタウバ)

人工木は変わらず。
天然木はだいぶ見分けが付きにくくなってきました。

 

9ケ月経過

樹種は、下記の通りです。
・上段 人工木(左P205焦げ茶)(右P4レンガ色)
・下段 天然木(左から、ウリン・マサランデューバ・イタウバ)


人工木は変わらず。
天然木は変化が分かりにくいですが、ほぼ銀色化して見分けがつかなくなりました。

 

1年経過

樹種は、下記の通りです。
・上段 人工木(左P4レンガ色)(右P205焦げ茶)←すみません、前のと逆になってます。
・下段 天然木(左から、ウリン・マサランデューバ・イタウバ)

人工木は変わらず。
天然木は全く見分けがつかなくなりました。

 

まとめ

人工木はほこりをかぶる程度で色あせはほぼ無し。
天然木は数か月~1年で色が銀色化していく。

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設置当時の色に重点を置きたいという場合は人工木をお選び頂くと良いと思います。
ただ、弊社の取扱材では、天然木の色が変化する事は特別悪い事ではありません(耐久性には影響は有りません)。天然木は、そのぬくもりのある手触りと、味わいを増す色の変化をお楽しみいただける材です。

弊社の天然木も人工木も、どちらも高耐久材です。
どちらをお選びいただくかは好みによります。
あとは、施工したい形(天然木の方が無垢なので様々に加工しやすい)や金額(人工木の方が安い)等で、お決めいただければと思います。

どうぞお好みのイメージに近い材をお選びください。